家は「人生で一番高価な買い物」と言われています。
実際に家を建てようと思ったら、近所にあるステキな外観の家や、友達や同僚の家を思い浮かべたりすると思います。そして、本を読んだり話を聞いたりと自分でもできるだけ情報を集め、最高の家を建てようとするのではないでしょうか。
家の間取りや外観などによりこだわりたい場合は、注文住宅を建ててくれる業者を探すことになりますが、ここでつまずかないために、どのような点に注意すればいいか考えていきましょう。
注文住宅業者を選ぶ前にやっておきたい事とは
まずはご自分の希望をきちんと整理することが大切です。例えばキッチンは対面式がいいとか、リビングは吹き抜けにしたいなど、希望を箇条書きで構わないのでどんどん書き出してみてください。出尽くしたところでその中で優先順位をつけてみましょう。1番が2つあっても構いません。とにかく譲れるものと、諦められるものを理解しておくことが重要です。
そこから資金の計画を立て、全体のイメージが出来上がったところで、それを叶えてくれる住宅業者を探しましょう。いきなり住宅展示場に出かけるよりも、後々のことを考えるとスムーズに話が進むことになります。
住宅業者の担当者と話をする
次に実際に住宅展示場に出かけたり、工務店に連絡を取ったりして、住宅業者の担当者と話をしてみましょう。できれば数社の担当者と話すことをおすすめします。住宅業者ごとに特徴がありますので、出てくるプランや金額に必ず違いが表れます。
注文住宅の場合は決まった型がないので、話し合いの際に事前に整理した内容を担当者に伝えれば、各業者が知恵を絞ったプランを提案してくれます。この時点で各業者がどの程度自分たちの要望を理解してくれているかが分かります。仮に間取りなどに不満があったとしても、法律や暮らしやすさの観点からきちんとした説明をしてくれる担当者は信頼できると考えられます。反対に他の業者の欠点を上げ連ねたり、契約を急ぐような担当者は避けた方がいいでしょう。
この時点である程度業者を絞り、提出された図面やプランをたたき台にしてよりよいプランへとブラッシュアップさせていくことになります。
担当者は変えてもらうこともできる
話し合いの中で担当者と合わないと感じたらその旨を住宅業者に伝えてみてください。担当者の力量によっては、プランそのものが変わってくる場合さえあるのです。
担当者とはプランを決めるまでのお付き合いではありません。家を建てている最中、もし図面と異なるところを見つけた時などに話をするのはすべてその担当者なのです。話しやすい、親身になってくれるなど、担当者との信頼関係を結べるかどうかは家作りの重要なポイントだと言っても過言ではありません。
まとめ
注文住宅の建築では、適切なアドバイスをしてくれる担当者は必要不可欠な存在です。その担当者とはプラン作りから家の修繕まで長いお付き合いになります。信頼できる担当者のいる住宅業者をしっかりと探すことが、結果的に「わがままな家作り」を可能にしてくれているのです。